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景気回復を背景に、各業界で積極的な中途採用が展開されている2007年の転職市場。
今回は、それぞれの業界・職種に精通した英創のキャリアコンサルタントが、最新の採用動向をレポートします。
あわせて各業界における求められる人材像や転職のポイントなどもご紹介。気になるあの業界で転職を成功させるために、必見の情報が満載です。転職市場が活発な今こそ、動くには絶好のチャンスです!

中国金融業界の対外開放は急速に拡大しており、それに伴い多くの外資保険企業、日系銀行が進出を果たしています。今後2,3年の間に更に拡大が進むと見られます。日本人の転職マーケットは、業界で見ると女性の採用が大半を占めております。大手損害保険会社の営業職で比較的採用が多く、また稀に日系銀行の内勤職、コンサルティング関連部門での高度な内勤職でも採用が行われております。金融業界は福利厚生がしっかりと安定しており、現地採用の日本人にも人気の業界です。

銀行では迅速正確な事務能力と中国語力を求められることが多く、日本での銀行経験者は風土を理解している点で優遇されます。また損害保険では営業職で多くの日本人女性が現地採用として活躍しておりますが、明るく営業向きの人柄の女性が採用されるケースがよく見られます。金融業界は入社後も勉強することが多いため、積極的に学んでいく姿勢の方が向くでしょう。

金融業界は、現地採用女性にも人気がある業界でハードルは高めといえるでしょう。 内勤職ではOAスキルや日本での事務経験及び中国語能力が求められる傾向にあります。 損害保険の営業職では、営業未経験でも採用されるケースもあります。コミュニケーション能力や自身の強みを十分にアピールできると良いでしょう。

90年代より中国は世界の工場といわれ、日系メーカーもこぞって中国進出を果たしました。その為、製造業といっても扱う商品はさまざまであり、電子、半導体、自動車、各種部品や素材産業、産業機械、繊維等幅広い分野で中国に進出しています。現在中国における製造業は世界メーカーとの競争の為難しい時代に突入しており、更なる人材の強化に力を入れています。日本人の転職マーケットでいうと、最も多いのが日系企業対応の営業職、その他生産管理、品質管理、技術管理、工場長まで幅広い採用が行なわれております。現在弊社の求人の半数以上が製造業からという程、メーカーでの日本人人材の採用は活発になっています。

製造業の場合、専門的な知識、経験を求められることが多く、特に中国での経験がある方は優遇されます。また、近年は団塊世代の業務経験豊富で専門性を持ったシニア人材の採用も増えております。各企業とも中国における管理体制の強化をしており、特に電子、機械系の場合、品質管理・生産管理の技術・ノウハウを備えた人材は大変優遇されます。営業の場合は、もちろん経験があれば良いですが、未経験者、新卒でも十分チャンスがあるといえるでしょう。製造業は比較的市内から離れた郊外の開発区に工場等がある為、勤務地を気にせず働けるバイタリティ溢れた方が適しているでしょう。

製造業ではOAスキルや中国語力よりも業界経験、知識が求められる傾向にあります。生産管理・品質管理経験のある方は転職の際も有利になりますので、自身の強みを明確にアピールできると良いでしょう。内勤織、営業職に関しては未経験者でも積極性や中国語力、吸収力、人柄を評価する会社も多いので、その会社でどのように活躍できるのか、将来どうなりたいのかなどビジョンを明確にし、うまくアピール出来れば良いでしょう。

日本からのオフショア開発が中国とインドで二分化される中、現在も中国オフショア開発を行っている日本の企業が多いと同時に、携帯電話等のモバイル機器やPCの普及によりウェブコンテンツの制作/運用、インターネット/EC業界等も増加している為、採用の状況としては非常に良い状態です。開発そのものはローカルスタッフが行う場合がほとんどですが、プロジェクト管理者や出向先でのシステム保守、セールスエンジニア等の日本人求人が多く見られます。日本人の業界経験者が少ない為、転職には有利な状況です。また日系企業のみならず中国系企業でも日本との掛け橋となるブリッジSEを募集するケースも増えております。

職位によっては業界経験を必須とする求人が多い為、経験者は希少価値が上がっており、現地採用の中では比較的高額条件での雇用となる傾向にあります。実務経験があれば語学は不問の場合もございますが、ブリッジSEなど開発に関わるポジションの場合には中国語または英語が求められる場合がほとんどです。その場合には、元ある技術知識が必須になることに加え語学能力も必要となる為、このような方は日系企業・中国系企業ともにニーズはとても多い状態です。また日系の顧客開拓営業の募集の場合には、経験不問の場合もございます。

経験や知識を重視されるため要求は高めですが、顧客開拓営業に関しては未経験の方の募集も多々ございます。その場合には自分なりの業界研究知識と業界への興味の度合いをアピールする必要があります。また業界経験のある方にとってはかなりの売り手市場と言えますので、自信をもってご経験をアピールしてください。IT・通信業界は、急速なビジネス展開が続く業界なので、それにともなう採用活動も非常にスピード感の高いものです。転職支援サービスをご利用いただくことにより、常に業界の採用情報をご提供する事が可能になりますので、是非転職支援サービスをご活用ください。

中国の外資サービス業の展開については歴史は浅いですが、特に上海地域は日系企業が多く、また日本人在住者も多い為、近年では各種サービス業の進出が中国国内で最も盛んです。具体的にはコンサルティング(法律、会計、進出支援等)、人材サービス、不動産、教育等の企業向け、個人向けの様々な分野に及びます。しかし、多くの求職者の方が希望されるホテル、旅行業といった観光関連業界でのカスタマーサービスは、需要よりも常に供給が多い状態である事から、募集は多くはありません。

サービス業で一番求人が多いのが営業、カスタマーサービス職になります。扱うものや顧客層にもよりますが、基本的には日本人により日本的な対応・サービスを提供できる人員として採用されます。そのため、日本での業務経験の有無は大変重要です。また、コンサルティング等は専門知識や高い中国語能力(翻訳など含む)を問われる高度な内勤事務や弁護士・会計士秘書等の求人も見られます。

サービス業に限らないですが、「企業はなぜ日本人を採用したいのか」「中国で日本人である特徴を活かすには」といった観点から考えることが重要です。日本人らしい対応、ビジネスマナーが特に問われる業界ですので、その点を踏まえて面接に臨めると良いでしょう。

中国では、外資系国内系含めて広告会社が活動を拡大しつつあり、業界の発展は目覚しい物があります。ただ、日本人現地採用という視点で見ると、大手広告代理店での勤務を希望される方は多いですが、それに比べ日本人現地採用は少ない状況となっています。また、最近急速に成長しているのがインターネット広告業界で、日系企業向けに業務を拡大しており、営業職や制作業務での採用も見られるようになってきました。また、在留日本人が増加の一途をたどっており、最近は日本人向けの紙媒体での営業職でも積極的に採用活動が行われています。

広告代理店での日本人現地採用はそれ程多くない状況です。  採用活動が最近活発なのは日本人向け紙媒体(フリーペーパー)の分野で、未経験、新卒でも好奇心旺盛でタフな人材が求められる傾向にあります。また、顧客企業がどのようにしたら売上が上がるか、認知度が上がるか等を考え顧客に提案する能力も問われます。また、デザインセンスや世の中の動きに敏感な方、対人コミュニケーションスキルの高い方が能力を活かせる業界です。

広告業界のお客様は小売、メーカーから物流、飲食までありとあらゆる業界になりますので臨機応変にあらゆる業界のお客様に対応できるようなコミュニケーション能力をうまくアピールできれば良いでしょう。また企画力やアイデアを生み出す力も重要なポイントです。

2001年の中国WTO加盟後、物流業界への規制緩和が進み、日系を含む多くの外資系物流会社が中国全土に展開し、業界も拡大しております。また政府は外資物流業への緩和政策と並行させ、中国系物流会社の発展育成にも力を入れており、市場は活況にあります。今後はインフラ設備の進展からトラック輸送の伸長、高付加価値物流センターの台頭など中国での新たな価値観創出が期待されます。日本人の求人は営業やカスタマーサービスなど、日本人顧客対応の募集が主となります。

マネージャー職、管理職の募集の場合にはもちろん業界経験が問われますが、一般営業職及びカスタマーサービスの募集の場合には、経験不問の場合もございます。他業界の営業経験がある方でもチャレンジできます。貨物輸送現場や倉庫オペレーションによってローカルスタッフとのやり取りも発生する為、中国語能力はビジネスレベルで求められる場合がございます。また日本以外の海外とのコレポンの際には英語が必須となる場合が多くございます。

物流業界では現場とのやり取りが多く発生する為、ローカルスタッフとの調和とコミュニケーション能力が必要となります。また倉庫オペレーション業務などになるとタフで体力のある男性が好まれ、日々地道な作業の積み重ねも必要です。「意欲」を重視する企業も多い為、未経験可能な募集に関しては業界に対する興味とやる気をアピールする事が第一です。

各種製造業と関連する商社も早い段階で中国に進出をしてきています。商社は幅広い商品を取り扱う総合商社と、特定分野の商品のみを扱う専門商社の2種類に区分されます。商社が扱う商品分野や提供するサービスの内容やその地域の広さは幅広く、繊維商社、電子部品・半導体商社、日用品雑貨などを扱う商社等様々です。

中国各地への出張も多く、中国、台湾系メーカーとのやり取り等も生じる為、語学ができてタフな人材が求められます。

求職者の中には、イメージだけで「商社」、「貿易」を希望される方が多い傾向が見られますが、商社といっても取り扱い商品、分野等様々です。貿易業務といっても、実際の貿易実務等はローカルスタッフが担当し、日本人は営業職や仕入先工場に出向いて生産管理的な仕事を行うことも多くなりますので、その点を理解し、商社でどのようなことに携わりたいのか、扱う商品に関しての興味など明確にしてみると良いでしょう。